大阪市のN様宅にお片づけサポートに伺いました。
今回のお客様は整理収納アドバイザー2級の資格をお持ちだそうです(^ ^)
奥様・旦那様・娘さん(小学生)
賃貸マンション
お悩みについて
✔️1室を夫婦の衣類部屋にしているが、前の家から持ってきた家具などが上手く使えないまま、かと言ってどういう家具が必要なのかもわからなくなってしまった・・
✔️ご主人の趣味のレコード、CDがたくさんある
✔️ペットボトルの水はこの部屋に収納したい
といういうことでした。
現在の状態
まずはお部屋の状態を拝見します。こちらがご夫婦のお洋服を置かれている部屋です。
こちらの部屋にはご主人のレコードやCDがたくさんありました。
お話をお聞きすると、レコード、CDは今現在はゆっくり聴いたりする時間もないそうですが、将来的にはしまい込んでいるレコードを聴く機械などを出して、ちゃんと聞けるようにしたいとのこと。
ですが、スペース的にもこの部屋にレコードの機械を並べるのは難しそうでした。
娘さんがもう1室を一人で使われており、そちらの方が部屋が広く、ご夫婦の部屋にするのも一つの案としてお話ししましたが、家具の大移動となると大変なので、
サポートの5時間の時間で、まずは日々の生活をしやすくするということを目標に片付けていきました。
押入れを活用する
現在は聴けないレコードが衣類の間に混在してしまっていると、やはり生活はしづらくなってしまいます。
スペース的にも両方置くのは難しい状態です。
押入れを見せていただくと、天袋など、まだまだ余裕がありそうでした。
レコードは一旦押入れの奥へ収納することにしました。
押入れは奥行きを利用し、奥に使用頻度の低いものを収納します。
レコードを入れた箱はかなり重量があり、天袋へ収めるのは危険だったので、中段の奥へ収納することにしました。
フェローズのバンカーズボックスがたくさんあったので、棚に入っているレコードをどんどん箱に詰めて、押入れへ収納しました。
衣類部屋ビフォーアフター
衣類部屋にあったレコード、CDは全て押入れに収まったので、あとは衣類を使いやすく収納していくだけですので、簡単です♪
あとは不要なモノも取り除き、整理した上で、レイアウトを変更し、ビフォーアフターがこちらです。
奥様とご主人のものが混在していると、どれくらいのモノがあるかを把握しづらくなります。今回はハッキリと分けさせていただきました。
入って右が奥様、左が旦那様です。
正面の茶色の棚は、レコードが入っていた棚ですが、パジャマ、部屋着などの一時置きのスペースにしました。
一時置きのスペースも置き場がなく、困ってらっしゃいました。
右の奥様のスペース
この部屋に置きたいとおっしゃっていたペットボトルの水はここに↓
柱の出っ張った部分に偶然フィットしちゃいました♪
ご主人が毎日1本仕事に持って行かれるそうです。
そして元々使われていた、つっぱり棒やクローゼットの棒に引っ掛けて使う、吊り下げ型の衣類収納もやめてハンガー収納にされるので、ハンガーを購入されるまでこちらに積み重ねて一旦置かせていただきました。
左のご主人のスペース。
こちらのハンガー掛けはご夫婦共用で使われていましたが、ご主人の衣類が少なく、全てこちらで収まる量でしたので、ご主人専用にさせていただきました。
下のボックスには、バッグと、帽子・マフラーに分けて入れています。
スペースを人別で分けること
しっかり各自のスペースを分けることで、持ち物も管理しやすいですし、どれくらい持っているのかもわかりやすいです。
自分の持ち物の量を把握しやすくしておくことは、増えすぎを防止してくれます。
例えば、ご主人の場合でしたら、このハンガー掛けにキツキツになるようだったら増えたのだな、と一目瞭然ですね。
定位置を決めて、決められたスペースで持ち物を管理していき、そこから増えないように一定量を保つと、いつまでもスッキリと暮らせますよ!
二人のモノが混在していると、増えても気付きにくいんです。
ですので、しっかりと人別に分けることがおすすめです!
押入れビフォーアフター
押入れの中は整理すれば、まだまだ収納スペースがあります。
コの字ラックの向きを変え、奥の使いづらい位置にレコードが入ったバンカーズボックスを収納しました。
つまり、手の届きづらいところをレコードで埋めています。
手前には日用品のストックを。
トイレットペーパーも、ティッシュもちゃんとすぐに取り出せますよ♪
在庫の量は届いたばっかりとのことで、こちらが最大の量なので、ちゃんとすべて収まるようにさせていただきました。
収納ケースの部分は少しだけ夏物・冬物とジャンル分けをわかりやすくさせていただいたり、追加で入れたりしましたが、ほぼ変わらずで大丈夫でした。
こちらの上段の奥にもCDの入ったボックスを収納しています。
押入れの収納力はすごいですね。
こんまりさんも「押入れは天才なんです!」と昔テレビで言っていました。
大容量の押入れをしっかり活用すれば、生活スペースに溢れているものもスッキリ収まって、暮らしやすくなりますよ。
あくまでも必要なものを入れるスペースで、不要なものを押し込めるスペースではありません。
5時間でかなりの場所を片付けられます
実はここまでの時間、2時間ちょっとで衣類部屋と押入れが終了しています。
お客様は5時間で足りるかどうか心配されていたとのこと。
まだまだ時間に余裕がありましたので、子供部屋のおもちゃ収納、リビングの棚の中。寝室の方の押入れ、取説の整理(ほとんど処分されました!)なども残りの時間で整理をさせていただきました。
もちろん、要・不要の判断のスピードや、モノの量が多い場合、この時間でできる、とは断言しづらいのですが、5時間でかなりの場所の片付けができますよ。
家具の買い替えは不要な場合が多い
当初、家具の買い替えなども視野に入れられていて、どのサイズがいいかわからなかったそうですが、
新しい家具を買わなくても収納の仕方や配置を変えるだけで、使い勝手が良くなったり、きちんと収まったりする場合が、今まで見てきて、非常に多いのです。
そして残念ながら、家具や収納を新しく買ったからと言ってその悩みが解決できるか、と言ったらそうでもないのです。
家具のレイアウトを変えたり、使い方を変えるだけで解決することもありますし、もしそれで不便だったら、整理してから家具を買うことを検討してもいいと思うのです。
今回、物を処分したいというより、適切な収納したいというご相談でしたが、やはり改めて整理をすると不要なモノ、手放してもいいと思えるものがかなり出てきました。
家具を購入する前にお片づけサポートをご検討していただけると嬉しいなと思います。
一人ではどうしていいかわからない方、一緒にお片づけさせていただきます。
整理収納アドバイザー2級の資格を持っていても、実際の片付けとなると自分の持ち物なだけに客観的に見ることが難しく、なかなか進まないこともあります。
単純に人手が増えるだけでも時間短縮になりますし、長年お悩みの方は一度サポートを受けてみてほしいなと思っています(^ ^)